
一条工務店で家を建てるんだけど、地鎮祭ってやらなきゃダメなの?
地鎮祭をしないと、何か悪いことが起きるんじゃないかって不安で…。
一条工務店で新築を検討している方の中には、こんな悩みを抱えている方が本当に多いんです。
せっかくの夢のマイホームなのに、地鎮祭をするかしないかで悩んでしまい、家づくりそのものが楽しめなくなってしまってはもったいないですよね。
実は、一条工務店で家を建てる人の約4割は地鎮祭を行っていません。
つまり、地鎮祭をしないという選択は決して珍しいことではなく、むしろ近年では増加傾向にあるんです。
特に30代以下の若い世代では、「形式的な儀式よりも実用的なことにお金を使いたい」と考える人が多くなっています。
とはいえ、「本当にやらなくて大丈夫?」「工事中に事故が起きたらどうしよう」「親に反対されたらどうしよう」と不安になる気持ちもよくわかります。
この記事では、一条工務店で地鎮祭をしない人の割合や理由、実際のメリット・デメリットを、一条工務店施主である私が徹底解説します。
さらに、地鎮祭をしなくても安心して家づくりを進める方法や、「やっぱりやることにした」という人向けの具体的な流れと費用についても詳しくお伝えします。
この記事を読み終えるころには、「自分たちにとってベストな選択はこれだ」と自信を持って判断できるようになるはずです。
周りの意見に流されることなく、納得のいく家づくりを進めていきましょう。
記事の執筆者

・2024年に一条工務店のi-cubeを契約
・住宅関連情報を発信する一条ライフを運営
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地鎮祭を行う人は約6割、行わない人は約4割

一条工務店で家を建てる際、地鎮祭を実施する人の割合は約6割です。つまり、約4割の人は地鎮祭を行っていません。
全国的に見ても、ハウスメーカーで家を建てる人のうち、地鎮祭を行わない人の割合は30〜50%程度といわれています。一条工務店もこの傾向に沿った数字になっているといえるでしょう。
「地鎮祭をやらないと周りから変に思われるかな?」と心配する必要はありません。現代では地鎮祭をしないという選択は、決して珍しいことではないのです。
年代別に見ると、30代以下の若い世代ほど地鎮祭を省略する傾向が強くなっています。
これには以下のような理由があります。
- 宗教的な儀式に意味を感じない人が増えている
- 住宅購入にかかる費用を少しでも抑えたい
- 合理的に物事を考える世代が増えている
逆に50代以上の世代や、親世代から「絶対やるべき」と言われている人は地鎮祭を行う傾向にあります。
一条工務店では地鎮祭は強制ではない
一条工務店では、地鎮祭の実施は完全に施主の自由です。
営業担当者や現場監督から「希望があれば実施できます」という案内はありますが、強制されることは一切ありません。
一条工務店側としても、地鎮祭の有無で工事の品質が変わることはありません。
施主の価値観や予算に応じて柔軟に対応してくれるので、遠慮せず希望を伝えましょう。
一条工務店で地鎮祭をしない理由【実際の施主の声】

では、実際に一条工務店で地鎮祭をしなかった施主は、どのような理由で省略を決めたのでしょうか。
リアルな声を集めてみました。
①神主が地域の神社の人ではない
②費用を他の設備やオプションに回したい
③形式的な儀式に意味を感じない
④時間と手間を省略したい
神主が地域の神社の人ではないため
一条工務店特有の理由として最も多いのが、「神主さんが地元の神社の人ではなかった」という声です。
地鎮祭は本来、その土地の神様に工事の安全を祈願する儀式です。地域に根付いた工務店では地元の神社の神主が執り行うことが多いのですが、一条工務店では施工エリアが広いため、提携している神主を手配するケースが一般的です。
そのため「この土地と縁もゆかりもない神主さんに祈願してもらっても意味がないのでは?」と感じて、地鎮祭をやめた施主が多いのです。
実際の口コミでも、「一条工務店が手配した神主さんが、大山神社から派遣された方だった」という声がありました。形式的な儀式になるくらいなら、費用をかけずに省略しようと考える人が増えているのも納得です。
費用を他の設備やオプションに回したい
地鎮祭にかかる費用は、神主への初穂料だけで3〜5万円かかります。
お供え物やテント設営費用などを含めると、さらに費用がかさむこともあります。
この3〜5万円を、以下のようなことに使いたいと考える施主も多いのです。
- キッチンや照明のグレードアップ
- 収納の追加
- 外構工事費用
- 家具や家電の購入
新築を建てる際は何かとお金がかかるため、「地鎮祭の費用を削って、もっと実用的なことに回したい」という考えは非常に合理的です。
形式的な儀式に意味を感じない
現代では、宗教観が多様化しており、神社での儀式に意味を感じない人も増えています。
「神様がいるかどうかわからないものに、わざわざお金と時間をかけたくない」という考え方も一つの価値観です。
実際に地鎮祭をしなかった施主の中には、「科学的ではないことに費用をかけるのは無駄」と割り切っている人もいます。
ただし、家族や親族の中に地鎮祭を重視する人がいる場合は、後々トラブルにならないように事前に話し合っておくことが大切です。
時間と手間を節約したい
地鎮祭を行うには、以下のような準備と時間が必要です。
- 神主の手配と日程調整
- 施主、家族、営業担当、現場監督のスケジュール調整
- お供え物の準備
- 当日の儀式への参加(30分〜1時間程度)
共働き世帯や小さな子どもがいる家庭では、「スケジュール調整が面倒」「休日を使いたくない」という理由で省略するケースもあります。
一条工務店では、営業担当が神主の手配などをサポートしてくれるため、施主側の準備はそれほど多くありません。しかし、それでも「やらなくていいなら省略したい」と考える人がいるのも事実です。
地鎮祭をしないメリット

地鎮祭をしないことで得られる具体的なメリットを見ていきましょう。
①3~5万円の費用を節約できる
②準備や当日の時間を節約できる(1時間程度)
③親族や参加者のスケジュール調整が不要
3〜5万円の費用を節約できる
最も大きなメリットは、3〜5万円の費用を節約できることです。
内訳は以下の通りです。
- 神主への初穂料:3〜5万円
- お供え物(お酒、塩、米など):数千円
- テント設営費用(地域による):0〜数万円
合計すると、5万円前後の費用がかかることが多いです。
この金額を他の用途に回せば、以下のようなことが可能になります。
- 照明器具を数台追加できる
- カーテンをグレードアップできる
- 外構工事の一部に充てられる
新築時は予算オーバーしがちなので、数万円の節約でも大きな違いを生みます。
準備や当日の時間を節約できる(1時間程度)
地鎮祭の当日は、儀式自体が30分〜1時間程度かかります。
さらに、神主や営業担当との挨拶、近隣への挨拶回りなどを含めると、半日がかりになることもあります。
地鎮祭をしないことで、この時間を他のことに使えるのもメリットです。
- 家具や家電の買い物
- 新居の間取りの最終確認
- 引っ越し準備
特に仕事や子育てで忙しい人にとっては、時間の節約も大きなメリットになります。
親族や参加者のスケジュール調整が不要
地鎮祭を行う場合、家族や親族のスケジュール調整が必要になります。
- 遠方に住む親を呼ぶ必要がある
- 夫婦の仕事の休みを合わせる必要がある
- 神主のスケジュールとの調整
これらの調整が意外と大変で、「結局日程が合わずに延期になった」という声も聞かれます。
地鎮祭をしなければ、こうした煩わしさから解放されます。
地鎮祭をしないデメリットと後悔した声
一方で、地鎮祭をしなかったことで後悔した人の声もあります。
デメリットも正直にお伝えします。
①万が一の時に後悔をする
②近隣住民からなぜしないのか聞かれることがある
③親族から反対されることがある
④家づくりの記念として残せない
万が一の事故時に「やっておけば」と後悔する可能性
地鎮祭をしなかった人の中には、建築中や引っ越し後に小さなトラブルがあると、「地鎮祭をやっておけばよかったかも…」と思ってしまう人がいます。
例えば、
- 工事中に職人がケガをした
- 引っ越し後すぐに家族が体調を崩した
- 設備の不具合が続いた
こうした出来事があると、理屈ではわかっていても「もしかして地鎮祭をしなかったから?」と不安になってしまうのです。
科学的には地鎮祭の有無とトラブルに因果関係はありませんが、心理的な影響は無視できません。
「少しでも不安が残るかもしれない」と感じる人は、地鎮祭をやっておいた方が精神衛生上良いでしょう。
近隣住民から「地鎮祭しないの?」と聞かれることも
地域によっては、地鎮祭をするのが当たり前という文化が残っているところもあります。
そうした地域では、近隣住民から「地鎮祭はいつやるの?」と聞かれたり、「うちは地鎮祭をしなかった」と答えると微妙な空気になることもあるようです。
特に田舎や古くからの住宅街では、こうした風習を重視する人が多い傾向にあります。
建築予定地の周辺環境を考慮して、地鎮祭の有無を決めるのも一つの方法です。
親族から反対される可能性
施主自身は地鎮祭に意味を感じなくても、親世代は「絶対にやるべき」と考えている人が多いです。
特に以下のような親族は、地鎮祭を重視する傾向があります。
- 60代以上の祖父母世代
- 昔ながらの慣習を大切にする人
- 建築関係の仕事をしていた人
親族から強く反対されて、「仕方なく地鎮祭をやることになった」という声も聞かれます。
家族間の意見の相違でトラブルにならないよう、事前にしっかり話し合うことが大切です。
家づくりの記念として残せない
地鎮祭は、家づくりの大切な節目の一つです。
写真に残すことで、将来子どもに「家を建てるときはこんなことをしたんだよ」と語れる思い出になります。
地鎮祭をしなかった人の中には、「子どもが大きくなったときに見せる写真がなくて少し残念」と感じている人もいます。
記念としての価値をどう考えるかも、判断材料の一つになるでしょう。
地鎮祭の有無と工事トラブルに科学的根拠はない

「地鎮祭をしないと工事中に事故が起きるのでは?」と不安に思う人もいるかもしれません。
しかし、地鎮祭の有無と工事の品質・安全性には、科学的な因果関係は一切ありません。
過去に地震や火災で被害を受けた住宅の中には、地鎮祭を行っていた家も多く含まれています。
逆に、地鎮祭をせずに建てた家が何十年も無事に建ち続けている例も無数にあります。
つまり、地鎮祭は精神的な安心感を得るための儀式であり、実際の工事の安全性とは無関係なのです。
工事の安全性を左右するのは、地鎮祭ではなく以下の要素です。
- ハウスメーカーの施工管理体制
- 現場監督や職人の技術力
- 安全教育の徹底
- 適切な工程管理
一条工務店はこれらの点で高い水準を保っているため、地鎮祭をしなくても安心して家づくりを進められます。
口コミを調査したところ、「地鎮祭をしなかったけど、何の問題もなく無事に完成した」という声が多数見られました。
- 「8月末に入居したが、なんの問題もなかった」
- 「12年前に新築したが何の問題もない」
- 「建築中も無事故だった」
こうした実例からも、地鎮祭の有無が工事の品質や安全性に影響しないことがわかります。
地鎮祭をしない場合の代替案
「地鎮祭はしないけど、何か代わりになることをしたい」という人向けに、代替案をご紹介します。
近隣への挨拶回りを丁寧に行う
地鎮祭をしない場合でも、近隣への挨拶回りは必ず行いましょう。
工事が始まると、以下のような迷惑をかける可能性があります。
- 工事車両の出入りによる騒音
- ホコリや振動
- 道路の一時的な使用
事前に挨拶をしておくことで、近隣とのトラブルを防ぎ、円滑に工事を進められます。
挨拶の際は、以下のようなものを持参するのが一般的です。
- タオルや洗剤などの日用品
- 菓子折り
- 予算:500〜1,000円程度
一条工務店の営業担当が同行してくれるケースも多いので、事前に相談しておきましょう。
家族で近くの神社にお参りする
地鎮祭の代わりに、家族で近くの神社にお参りに行くという方法もあります。
正式な地鎮祭よりもはるかに手軽で費用もかかりません。
お参りの際は、以下のようにするとよいでしょう。
- 氏神様がいる地元の神社に行く
- 「○○に家を建てます。工事の安全と家族の幸せをお願いします」と心の中で祈る
- お賽銭を入れてお参りする
- 希望すれば、お守りやお札を購入する
これなら費用は数千円程度で済み、家族の思い出にもなります。
現場で簡単な安全祈願をする
神社に行く代わりに、建築予定地で簡易的な清めの儀式を行うという方法もあります。
具体的には以下のようなことができます。
- 敷地の四隅に塩を撒く
- お神酒を四隅に撒く
- 家族で手を合わせて安全を祈る
これなら神主を呼ぶ必要もなく、費用もほとんどかかりません。
「何もしないのは少し不安」という人には、こうした簡易的な方法がおすすめです。
工事開始前に現場監督としっかり打ち合わせ
地鎮祭をするかどうかに関わらず、工事開始前に現場監督としっかり打ち合わせをすることが最も重要です。
以下のような点を確認しておきましょう。
- 工事の全体スケジュール
- 安全管理の方法
- トラブル時の連絡先
- 施主検査の日程
現場監督との信頼関係を築くことが、安心して家づくりを進めるための鍵になります。
一条工務店の地鎮祭の流れと費用【やる場合】

「やっぱり地鎮祭をやることにした」という人のために、一条工務店で地鎮祭を行う場合の流れと費用を解説します。
私は地鎮祭を行いました。
料金は全て込みで3万5千円で、近隣の方へのご挨拶と粗品1万円で合計約5万円でした。
粗品は1世帯1,000円ほどで近隣住民と営業さん、神主さんに渡しました。
地鎮祭の流れは以下の通りです。
神主の手配は一条工務店が行う
一条工務店で地鎮祭を行う場合、神主の手配は営業担当がサポートしてくれます。
多くのケースでは、一条工務店が提携している神社から神主を派遣してもらう形になります。
ただし、「地元の氏神様にお願いしたい」という希望があれば、自分で神社を探して依頼することも可能です。
営業担当に相談すれば、日程調整やお供え物の準備などもサポートしてもらえるので、施主側の負担は少なくて済みます。
所要時間は30分〜1時間程度
地鎮祭の当日の流れは以下の通りです。
- 神主の挨拶(5分)
- 修祓(しゅばつ):お祓い(5分)
- 降神(こうしん):神様をお迎えする(3分)
- 献饌(けんせん):お供え物を捧げる(3分)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう):神主が祝詞を読む(5分)
- 四方祓い:敷地の四隅をお祓いする(5分)
- 地鎮(じちん)の儀:鍬入れ「えい、えい、えい」(5分)
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん):参加者が玉串を捧げる(10分)
- 撤饌(てっせん):お供え物を下げる(3分)
- 昇神(しょうしん):神様をお見送りする(3分)
- 神酒拝戴(しんしゅはいたい):お神酒をいただく(5分)
全体で30分〜1時間程度で終わります。
一条工務店では、昔ながらの大掛かりな儀式ではなく、シンプルな形で執り行われることが多いです。
費用は初穂料3〜5万円
地鎮祭にかかる費用の内訳は以下の通りです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 神主への初穂料 | 3〜5万円 |
| お供え物(お酒、米、塩など) | 数千円 |
| テント・祭壇設営費 | 0〜数万円(地域・神社による) |
| 合計 | 3〜6万円程度 |
初穂料の相場は3〜5万円が一般的です。
なお、東京で建てた我が家の初穂料は3万5千円でお供え物込みでした。
お供え物は野菜や果物などで、地鎮祭が終わった後に持ち帰りました。
地域によって金額が異なるので、事前に確認しておきましょう。
服装は普段着でOK(カジュアルすぎはNG)
地鎮祭の服装は、フォーマルでなくても問題ありません。
ただし、あまりにもカジュアルすぎる服装は避けた方が無難です。
- 男性:襟付きのシャツ、チノパンやスラックス
- 女性:ブラウス、スカートやパンツ(派手すぎない色)
- 避けるべき:Tシャツ、短パン、サンダル、派手な柄
清潔感のある服装を心がければ大丈夫です。
子どもは動きやすい服装でOKですが、汚れてもいい服を選びましょう。
地鎮祭をするかしないかの判断ポイント
最後に、地鎮祭をするかしないかを判断するためのポイントをまとめます。
①自分たちの価値観を最優先する。
②家族や親族と話し合う
③費用対効果を考える
自分たちの価値観を最優先する
最も大切なのは、あなた自身がどう思うかです。
- 地鎮祭に意味を感じるか
- 費用をかける価値があると思うか
- 精神的な安心感が欲しいか
他人の意見に流されず、自分たちの価値観を大切にしましょう。
家族や親族と話し合う
特に親世代は地鎮祭を重視する傾向があります。
後々トラブルにならないよう、事前に家族や親族と話し合っておくことが重要です。
「親が絶対やるべきと言っている」という場合は、その理由をしっかり聞いて、納得できるかどうかを考えましょう。
費用対効果を考える
3〜5万円の費用を、以下のどちらに使いたいか考えてみてください。
- 地鎮祭:精神的な安心感、記念写真
- 他の用途:設備のグレードアップ、家具購入、外構工事
どちらが自分たちにとって価値があるかを冷静に判断しましょう。
まとめ|一条工務店の地鎮祭の後悔しない選択をするために
地鎮祭は必ずしもする必要はありません。
実際に4割の施主は地鎮祭を実施していません。
ただ、「少しでも不安が残る」という人は、後悔が残らないように地鎮祭をやっておくことをおすすめします。
後から「やっておけばよかった」と後悔するくらいなら、最初からやっておいた方が精神衛生上良いでしょう。
逆に、「まったく気にならない」「合理的に判断したい」という人は、無理に地鎮祭をする必要はありません。
一条工務店で地鎮祭をするかしないかは、完全に施主の自由です。
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